
現代人の心の置き薬に。
燕さんじょう亭は、
置き薬を生業とする足髙家四代目善吉が、
大正15年(1926年)に普請した住宅です。
足高家が所有する近隣の山林の材木を用いて、
大工、左官、石工、建具職人など、
当時の名人たちが、腕によりを掛けて仕上げた日本家屋は、
時を経てさらに深みを増しているように見受けられます。
時代変化の中、平成30年(2018年)に空き家となった際、
有効活用の検討がはじまり、その後クリエイターチームの
助けを借りて、ほぼ2年を費やしてリノベーションを
施し、準備を整えました。
そして今、「燕さんじょう亭」と命名し、
新しい文化拠点として生まれ変わりました。
コンセプトは、「現代の疲弊を癒し、新たな誇りを育む場」。
全国の家庭に薬を届けた足髙家の系譜を受け継ぎ、
代々伝わる家訓「先義後利」と併せ、今という時代に求められる
有形無形の心の置き薬を、より多くの皆様に
お届けしたいと願っております。


内なるものを刺激する。
燕さんじょう亭では、
さまざまなイベントを開催します。
季節ごとの自主企画では、コンセプトに従った
講座やイベントを行っていきます。
レクチャー、アート、音楽など、アカデミックな
ものから、肩の力を抜いたカジュアルなものまで、
クオリティを担保しつつ、幅広い領域で組み立てて
参ります。
